任国ガーナでのささやかな楽しみ

2020年11月末に、約半年ぶりにガーナに戻ってきました。戻った当初は、ここでの新型コロナの感染状況は落ち着いていたせいもあり、街中でマスクをつける人の姿もまばらでした。

しかし、年明けから徐々に感染者が増加してからは、ガーナ政府が対策を強化しはじめ、マスクをつけていないと罰金を払わされます。

ガーナのPCR検査所

野口記念医学研究所の敷地内に設けられたPCR検査所

2月24日には、COVAX*によって、60万回分のアストラゼネカ社のワクチンが、ガーナに届けられました。そして、ワクチン接種のためのグループ分けが行われました。

大統領のスピーチによると、最初のグループは、医療従事者、基礎疾患のある人、60歳以上の人などを含む「最も危険にさらされている人物および最前線の国家公務員」です。2つ目のグループは、日常生活の維持に欠くことができない業種に携わる方々など。3つ目のグループは、妊婦を除く18歳以上の全市民。4つ目のグループは、妊娠中の母親と18歳未満の人ですが、このグループに属する方々に対しては、適切なワクチンが見つかった時や、既存のワクチンでも安全性が確保された時に、接種を行うというものです。また、障がいのある方に対しては、特別な対応がなされるとのことです。

(*COVAX:WHO(世界保健機構)主導による、新型コロナウイルスワクチンを途上国へ分配する国際的な枠組み)

そんな状況ですが、今回、日本から初めて、ぬか床を持参してきました。こちらで手に入る小さなニンジンや、ピクルス用の小さな細い胡瓜を使って、ぬか漬けを毎日楽しんでいます。いろいろな国での海外の勤務生活もかれこれ20年近くになりますが、今まで全くこんな楽しみができることに気づいていませんでした。

世の中は便利になって、インターネットでいろいろなものが購入できるのですね。任期が終了するまで、大切にぬか床の面倒をみながら、「食」を楽しんでいきたいと思います。

T. S.