ベトナムからの便り~サツマイモとフォー

8月の下旬に、ベトナムに行ってきました。3泊4日でハノイ(河内)入りし、夜中に着いて夜中に出る便なので、感覚的には2泊2日のせわしい出張。
目的は、高品質なサツマイモを栽培するための下交渉で、ハノイの南隣のハナム(河南)省人民委員会の皆さんと協議を行った。

日本の”なると金時”と現地のサツマイモ(元は日本の品種とのこと)を見比べると、違いが一目瞭然。
ベトナムのスーパーでも市場でも、同じような外観のサツマイモで、ねじれ、皮がはげ、虫食いや腐りかかった部分があるなど、日本のスーパーなどでは売ることができないと思われる品質が普通に売られている。

日本のサツマイモ「なると金時」

ベトナムのサツマイモ

日本産とベトナム産のサツマイモを同時に売り場に並べたら、値段にもよるでしょうけど、やはり日本のサツマイモでしょうね。

弾丸出張でも、行きつけのホテル近くの小路にある麺を素通りにはできない。
店先で、椅子に座って裸足の足をいじっていた店のおばさまが、身振りで「これか?」と言いたげに、いじっていた指で、茹であがっているフォーをつまんだ。目くばせで、「うん、それ、、、、」。感慨深い味に仕上がった。

ネギたっぷりのフォー。ライムの酸味が良い。

もう一軒、フォーではなく、ブンチャと呼ばれているものだが、やはり同じコメの麺でかなり量が多い。食べても食べても減らない麺と格闘し、ついに完食。やり残した仕事がないような気分になり満足。
どちらも35,000ドン(170円くらい)。

ブンチャはベトナム式つけ麺。

短くも、充実したベトナム出張であった。

H.D.