フィリピン・日本食事情(2)
2026年1月に、フィリピンのイロコスノルテ州を訪れた。3月が収穫予定であるニンニクの、生育具合のモニタリングが主要な目的だ。
カウンターパートのマリアーノマルコス国立大学(MMSU)では、毎年1月に、学内で設立記念のイベントを催す。なんと、ほぼひと月にわたって、かなり広い面積に、所狭しと屋台やテント式の店が立ち並ぶ。

ランチを探しに会場に行ってみると、フィリピンで進化中の、謎の「日本食」が多数見られる。
これまで「ビーフたこ焼き」はいろいろなところで見てきたが、やはりここにもあった! たこ焼きなのにビーフ? タコもビーフも入っている? またはビーフだけ?

謎である。でも、謎は謎のまま、敢えて食べようとはしない。

ジュース屋の脇には、「外はカリッと中はトロ~リ」のたこ焼きのぼりが!
もちろん、「ラーメン」もある。ヌードルの中の一種ではなく、ラーメンがジャンルとして、独立して看板の一部を陣取っている。

今回斬新だったのは、「トレンディング ジャパニーズ デザート」なるものだ。世界各地で流行している抹茶が入っているからトレンドなのだろうか? では、もう一種類のUbe(フィリピン産の紫色の山芋)のほうはどうなのだろう?

「JAPANESE SIOMAI」と看板にある。「シオマイ」とは、「シュウマイ」のことである。

どちらも、なぜ『ジャパニーズ』なのかよくわからないが、日本愛があふれていて嬉しくなる。
フィリピンっぽい店も、もちろんたくさんある。



そのことに、非常にほっとするのは私だけだろうか。
H.D.

