アゼルバイジャンからの便り(9)COP29が開催となり、、、
ここアゼルバイジャンのバクーで、『COP29(第29回気候変動会議)』が、2024年11月11日から22日にかけて開催されることが、約1年前に決まりました。私のアゼルバイジャン出張は、このCOP開催が決まる前に決定していたので、いまさら変更することは出来ません。
こちらで知り合った人に聞くと、この時期は世界中から大勢の人がやってくるため、通常1泊100USドルのホテルが、COP期間中は1,000USドルなどと言われることもあるそうです。各国、金額交渉が大変、などという話を7月頃には聞いていました。
そんな中で私も、これまでずっと定宿にしていたホテル形式のアパートから、前回の出張中に、「COP期間中は前々から予約が入っているので、あんたも出て行ってくれ」という、つれない言葉をもらっていました。
「早くその間の宿を見つけないと間に合わない!」という焦りも出てくる中、今の宿の隣の駅に、駅からの距離も金額もちょうどいいアパートがあることがわかりました。
これまでにいくつかの候補が消えていたので、「ここしか無い!」と思いながら確認に行くことに。

アパート最寄りの地下鉄Nizami駅入口
アパートは18階建ての13階。1階にスーパーはあるし、眺めも良い!

アパート下のスーパーaraz

13階の窓からの眺め。左の現代的なビルとビルの間にある低い建物が地下鉄の入口です
ですが、備え付けのトイレットペーパーもなければ食器洗剤もない。朝食は自分で用意(あたりまえ?)。掃除も自分で(これもあたりまえ?)、という今までのホテル形式のアパート暮らしとは環境が違います。大家の調子の良さも鼻につきます。
しかし、「COP期間中のホテル1泊1,000 USドルに比べれば!」の考えが駆け巡り、その場で前金渡して契約完了!

良さそうな部屋に見えますが、実は、、、
しかし、しかし、住み始めると最初はネットが繋がらない。テレビは映らない。寝室の暖房は壊れている。洗濯中に洗濯機が突然止まる。などなど、トラブル続き。そのたびに大家に連絡し、我慢できることはがまん、直すべきところを直し、なんとか3週間の滞在を終えました。
COP29ですが、11月22日終了予定が会期を2日延長して、24日の日曜の朝方に合意に至ったようです。不満のある国もあるようですが、まとめ役の方々のご苦労を思うと、終わって良かった良かった。
COP終了に伴い、私はCOP前に宿泊していたホテル形式のアパートに戻ります。なんだか、懐かしい。
朝、仕事に行き、お昼休みに職場から3週間過ごしたアパートに戻り、大家に部屋を見せ、鍵を渡してタクシーで元のホテル形式のアパートに移動します。
そっちは、ちゃんと希望通りの部屋を用意していてくれました。
前回は角部屋でしたが、部屋に入るといきなり柱!部屋の真ん中にも、もう一本柱!壁に無理矢理取り付けられたテレビは、柱が邪魔で見る位置が限られてしまい、そのせいかソファーもない。ベッドにいる間以外は仕事しろ!という雰囲気でした。

部屋の真ん中に柱があり、広い割にソファーも置けず、、、
今度はまっとうな部屋で一安心。

普通の部屋
外を見ると、COPのために工事中だった駅前公園もすっきりしています。これまで駅前の駐車場を利用していた人たちは、どこへ行ったのでしょう?

Before(COP前のバクー駅前駐車場)

After(COP後のバクー駅前は公園に)
さあ、昼食時間を利用しての引っ越しが終わったので職場に戻ります。お昼休みが終わる14:00頃には事務所に着くだろう、と思って3週間前に通った地下道を使って地下鉄駅に行くと、少々雰囲気が違います。人がほとんどいません。
ところが、ホームに行くとこれまでにない混み具合です。人、人、人なのです。電車は3分間隔ぐらいで来るのですが、どの電車もギュウギュウでやってくる上に、乗る方のホームもギュウギュウ。
ホームで群衆に巻き込まれた状態で待って、電車が着くとその群衆の塊が1歩ほど電車に向かって前へ進みます。そこで締め切られて次の電車を待ちます。乗れないことも覚悟していたら4回目の電車に群衆と共に乗れました。自分は足を動かした記憶がありません。群衆が動くとおり、私の体もみんなと一緒に電車に入りました!
あとで聞くと、昼の時間は多くの学生が移動するので、通勤時間帯よりも混むそうです。
地下鉄構内は撮影禁止なので、この状態は50年前の山手線を想像してください。想像できない年代の方、昔の映像など見て感動してください。
そんなこんなでバタバタしましたが、今回の出張も、なんとか無事に終わりそうです。
Y. D.


